だから非人情の世界にいさせて
i ask how i lived or what for the life to carry on from now.
だからやはり非人情の世界にいさせて。
雨降り、居間の窓の向こう側の薔薇の蕾は、小塔のように取り澄ましている、5月5日。
次に晴天の朝がきたら、ひとつふたつ、咲くだろう。
そして、薔薇が咲いたら、始められるようにしておこう。
薔薇も散文も、香り、香り始める5月。
しかし、雨天も手伝い、私はblueな森の懐にいる・・・yes、5月は蒼き衣を纏うマリアを愛でる月・・・この雨が誘う憂鬱は、こうして私/Risaに非人情への扉を開けているわ・・・
少しずつ見る夢の中で、私は木々の香りを感じながら、生(la vie)を想う。
手は何かを握っているような気がして、ぎゅっと握りしめられているけれど、そこに実態はない。
でも、少しばかりの実感を求めようと努力するなら、その夢想の中で、私は焼けて粉々になった灰を握りしめていると想像する。
私は・・・私たちは蒼い炎に燃え、何千もの夢を辿ってきた。
恐らく、時間差で眠るあなたと私は、蒼いブランケットに包まれて、涙を流して横たわるわ・・・幸福の涙と戯れ、不具合の涙と退き合い、狂った涙と格闘し、そのために、目を閉じることが出来ず、だから、踊る。
私はその夢の中の狂った目に焼きつけたあなたの描いたものを、寝室の壁に貼りつけるでしょう。
そして、それは、蒼い時の流れによって、燃えつづけるわ。
ええ、私はあなたが創り出す何千何万もの子供たちに語りかけるでしょう。
ここをおいて、どこで生きるのか?
と。
女は、どうしても放浪することを余儀なしている詩人に恋するとみえる。
男は、どうしても、危うく疑わずにはいられない女に寄り添われていることを願う。
女は、気にかけることが好きだが、鏡の池にいつ身を投げてもいいと笑いながら言えるくらいの気風で立ちはだかる・・・痩せ我慢である。
男は、気にかけることを眩ますが、鏡の池への道のりを知らないことには詩を作る動作にしばし躊躇しようとする・・・身勝手である。
女は生き様を記そうとし、男は存外を描こうとする。
ここに、ブレが生じた時、物語という役者が現れる。
女、一歩譲って、男の存外に共に流されて遣ろうとし、非人情のwonderlandが徐々に始まる。
我が家の薔薇は、サーモン・ピンク、ピンク・パンサーである。
大柄で、花弁も多い、みっしりした咲きごたえであるが、花の命は決して短くはない。
薔薇は物によっては、開花期が短いが、我が家のピンクは、風に吹かれてもおいそれとは花弁を落とさない。
今年の花咲きがのんびりしているのは、気候のせいか、それとも、繁り過ぎたオリーヴの影のせいか、放任の私には解釈できないが、モスクのように尖った蕾が立ち並び始めると、私はその数々の小さな対象物に、跪きたくなる。
咲くように、咲くように・・・
甘い自然と対話した後、少しずつ見る夢の中に、私の非人情の世界が浮き立つ、新緑のシーズン。
この5月に、少女の頃から愛着のある軽井沢を、今年訪れることができないのも心苦しいが、ピンク・パンサーと非人情のwonderlandなら、私の庭に視ることができるわ。
さて、そろそろ、蒼きシーツにもぐり込みましょう。
結局、今日、あまり日常に寄り添えない私だったわ。
目論みよりも、むしろ、気紛れを通すことによって、人は免疫性が保たれるということかしら?
if it is so, it should be lovely...
it is absolutely beautiful in every single way.
and i live my way to do like that.
PEACE & LOVE
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著書『YES』の通販のお知らせです。
お値段は1500円+送料手数料200円です。
御注文は、お名前、発送先、部数をお書き添えのうえこちらまで。
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そして、著書『YES』出版記念パーティー&ライヴのお知らせです。
5月23日(土曜日)
出演ミュージシャンは、青山陽一、sakana、桜井李早+桜井芳樹...(飛び入りゲストさんがあるかもしれません!)
open / 18:00
start / 19:00
前売 / \2000 (ご予約は月曜日を除き、18:00以降、直接、お店の方に電話でお問い合わせください)
当日 / \2500
場所 / MARU(東村山市野口町1-11-3 http://www.mapfan.com/m.cgi?MAP=E139.28.2.5N35.45.30.0&ZM=11 tel 042-395-4430)
..* Risa *¨