2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

...私の裡にはそういう墓場のような場所があり

言葉は過ぎて、過ぎて、過ぎていく。時間軸と共に過ぎ行くだろう。だからということはない。絶やさないために、それが私のマルジナリアだ。 現象には一過性があっても、さて、言葉は過ぎ去るとは限らない。嫌いなら焼くという術があるが、社会がそうしようと…

- 私のマルジナリア -

昨日はとても美しい文章を読んだ。私はその本のそれが書かれているページにティッシュをそっと挟んで眠った。書物のページに線を引く事は私の主義ではないからだ。その代わりに、私は自分のノートに自分の言葉やメモ、惹かれた文章のあれこれを書き込む事に…

- 平和と愛という言葉がそんなに悪いかね -

Aは何故それをしたのか、Bは何故そうしたのか、Cは何故AとBとを関係させるのか。そしてDの企み。世界には、恋人たちならば出かけないような悲劇の場所がある。何割かの人々にとってそれが野外劇の如く在り得るのはいつまでだろう。まさに禁じられた遊びであ…

- 座布団一枚、もってって - トゥイッターは100文字、フェイスブックは40文字

文章とは、必ずしも上手でなくともよく読めば解るように書き手は意識して綴るものであると私は認識している。が最近は日本語を話す日本国民でありながら、よく読まず、あたかも横溝正史の小説に登場する警官の如く「よーし、解った!」とばかりに物事を奥深く…

戦場という土地 - そして、現地、観念という言葉に念う

シリアでジャーナリストの後藤さんが現地ガイドの裏切りにあい拘束されたという事だが、ナポレオン軍でさえ、1815年のワーテルローの戦いで現地ガイドの虚偽により、ウェリントン将軍率いるイギリス軍に敗北した。戦場とは信頼の場ではなく常識を覆す場所な…

一個人としての声

報道によると、安倍首相はアッバス議長に「許し難いテロ行為だ。日本国民は強い憤りを覚えている」と話したようだが、日本国民が憤りを感じているのはイスラム過激派のみならず、安倍首相に対しても同様であるという事を覚えておいてほしい。 そうして、今日…

佳き酒、佳き音楽 - 吉祥寺ハバナムーンにて

一月十五日、吉祥寺ハバナムーンでの夜、スーマー&桜井芳樹の演奏を愉しんだ。ゲストに藤原マヒト氏、川口義之氏という、スーマー氏のアルバム『ミンストレル』の参加ミュージシャンたちをお迎えしての味わい深いライヴだった。 この日は雪になるのではない…

杞憂/仏蘭西…そして罪の無い人々へ

言論や表現の自由と言う貴い価値観はともかくとして、あなたは実際、仏蘭西という国で親の代からその国に移民として育ち差別された経験のあるアラブ人やユダヤの血を持つ民人もしくは今日仏蘭西人として認められている白色人種であっても先代が混血移民であ…

- つれづれなるままに、例えば、「確かにそれが愛したのは神だけ」…などという言葉についての邪悪な考察として -

名(或は固有名詞)に囚われ靡く軽卒が世の中にはある。そして正しく文字を読む事ができないと、人が靡くのは風によってではなく、絡繰りによってだと気づかない事もある。 例えば物事を誤った方向へ導く事が楽に進められる前に、今まであなたはそれがそれほど…