12月1日、"桜井芳樹トリオ" + "玄学二重奏"の夜



 12月1日の夜は、十条、シネ カフェ ソトでの"桜井芳樹トリオ"と"玄学二重奏"を楽しんでまいりました。
 私が言うのもナンですが、"桜井芳樹トリオ"、とても素晴らしかった。ロンサムはドラム無しで続いてまいりましたが、このたびのバンドは北山ゆう子さん、柔らかい手さばきで奏されるのですが存在感のあるアプローチをされます。そして、ベースの船戸博史さん、私はかねがね、氏を<踊るベーシスト>と感じておりましたが、この晩はまた、本当に自由に、即興を呼び寄せながらのまさに、<クレイジー>な演奏、炎症を起こした人もあったやもしれませんね。
 "桜井芳樹トリオ"、今、彼、桜井が望む表現のひとつなのだと思います。
 音の力(私は音楽に力を求めます故、楽器奏者のみならず歌い手も、雰囲気など容赦しない姿勢でのぞむ事こそ醍醐味です)、そして自由な表現。


 また、田村玄一さんと千ヶ崎学さんによる"玄学二重奏"、始まって二曲目の玄一さんのオリジナル曲がとても美しく私に響きました。それは繊細な旋律で、静かに歌う玄一さんに寄り添う千ヶ崎さんのバランスの整った演奏は、何か、この年の瀬に、沁みるようなしっとりとした味わいでした。









 ミューズは、本物しか、認めない…わ!




 李早