「桜井トリオ」/ 黄色いズッキーニの糠漬け&トマトのお味噌汁






 今日はよく仕事をした。
 昨晩は「桜井トリオ - 桜井芳樹(g)、船戸博史(b)、北山ゆう子(ds)」の素晴らしい演奏を鑑賞しに阿佐ヶ谷SOUL玉TOKYOへ。
 "Some happy day"など、ロンサムとはまた異なるアジな演奏は見ごたえがある。この度2度目の「桜井トリオ」のライヴだが(前回は十条シネ・カフェ・ソト)、末恐ろしい(笑)。
 京都にお住まいのある船戸さんが東京にお出での時には、これからも是非、ライヴを計画してほしいな。そして私は北山ゆう子さんのドラムが大好きだ。おかしな言い方だが、ゆう子さんの演奏は、"こんなにドラム、或いはパーカッションを演奏する女性として、'感じの良い'女性がいるだろうか…"と、私に思わせる。大袈裟な素振りなどない、彼女の音は鈴のように透明で澄んでいて、しかし意思があり、品がよい。三人三様が本番前にリハをしただけでこのように解け合い/溶け合い、料理されるとは見事だ。
 最後のアンコールで桜井と船戸さんで演奏した、故-大原裕氏の"ディーノ"は美しかった…。
 聴いていて、こちらが想像力をかき立てられる音楽がこの3人の演奏者によって繰り広げられる。


 まだ聴いていない、という方は、是非、次回のライヴに足を運ばれるとよいだろう。
 だから、彼らの昨晩の楽曲や内容について、私はこれ以上、ここに綴らない、私は、音楽評論家ではないのでね。
 そうして、音楽は酒の友ではあるが、酒のためのもの、でもない。

 
 そんな昨夜、遅く帰宅したのであるが、その前にやや食べ過ぎた。 
 それで、今宵一人の晩餐はこんな風…黄色いズッキーニの糠漬け、癖になりそう。
 そしてトマトのお味噌汁、酸味ととろんとした食感が何とも身体に優しい。


 長引いた雨の日々の東京であったが、久しぶりのお日様は眩しく、しかし私はよく働いたのだ。
 今日、やっておかなければならない事、と思う仕事は、やるに限る。




 李早