球根の馬車








 私には仕事納めも仕事始めもない。
 昔、組織に勤務していた頃はそのような節を実感させられたようだがしかし、そこを出てからは自らの生物的な感が私を導く。
 馭者のようにそれは現れ、今の季節なら球根の馬車に私を乗せ動き出す。
 自由とは厳しい反面、指図無用、そこの角を曲がってと私は言う。


 そして今...


 こんな時刻ですが、炒り銀杏を肴に白ワイン。
 少し気持ちを休めて、ね。
 でも美味しいからといって銀杏の食べ過ぎは要-注意。
 31日は、いただいた下仁田葱を焼いてお蕎麦とともに。
 元日の朝のためのお雑煮の準備もしたい。




 愛と平和と自由 




 桜井李早