フラニー病に最適な季節



 今日はほっとできたことがひとつあった。
 ああ、よかった、ありがとう。


 現実的な私の身体の右側についての症状には気をつけていなければならないようだが...そんなこと忘れて、私が大昔に名付けた愛すべき"フラニー病"を患う方がずっと希望的だ。


 よい夜明けを待つのは皆、同じなのだ。




 ところで、ベルギーでテロがあったと聞いたが、危機とは何かが然るべき手段をし、考慮し、乗り込んでくるものだ。
 ベルギーは、EUの要ですから。
 そして以前から移民も多い。
 中世には貿易や工業でも栄えたこの小さな国が結果、置かれた立場は、言ってみれば、西欧にとっての、"いざ鎌倉"、のような。


 それでも、春の月は美しく空にあがった今宵。









 おやすみなさい。




 李早 




 pic ~Frances MacDonald