オバマ米大統領のスピーチに思う



 このオバマ大統領の言葉が心からのものであるならば、米国政府はもはや戦争=軍需産業で金儲けなどしないはずだが、現実はどうだろう? 


 http://www.huffingtonpost.jp/2016/05/27/obama-begins-visit-to-hiroshima_n_10160172.html


 オバマ氏がひとりの人間として発言しているのであればそれは最もな声と思いたいが、氏は米国の大統領として広島を、日本を訪問しスピーチしているということを考慮して彼の言葉をよく読むことが大事だと私は言いたい。
 翻訳文ではあるが、氏のスピーチの内容にはどこかうまく言いくるめようとしているフシが見えはしないか?
 まして、この米国の大統領が、そして米国政府が、本当に「戦争を望んでいない」のであれば、このたび、オバマ氏が自らの黒いブリーフケースの中に忍ばせて持ち歩いていたものなど、必要があるだろうか?




 核保有国は、恐怖の論理から逃れるべきだ」とおっしゃる人自らが来日の際、それを持ち込んでいるということは、米大統領のスピーチは<建て前>ということだろう。


 日本人はもっと慎重になるべきだと思う。




 李早