「母の腹で生きのびた私は、何ものも恐れない」~『ダディー・ノスタルジー』
朝から寒気と頭痛。5月末にもかかわらずホカロンを背中(天使の羽の辺り)に貼って午後中横たわっていた。
晩餐はソパ・デ・ケソ、大蒜と唐辛子、チーズのスープ、今宵はパプリカとシナモン入りで。
本当はライヴに出かけたかったのだが、今夜は食事をしながら家で映画を観て早めに休むことに…
「母の腹で生きのびた私は、何ものも恐れない」、と、J・バーキンは映画『ダディ・ノスタルジー』で母親に言う。
父親役はダーク・ボガード。
この映画を観るたびに私は母と私、父と私を想う。
生真面目な母親、どこか放蕩なところある父親、母娘の、時に喧嘩に近いやり取りとお互いの理解、父娘の悪戯にして内緒のような親密な会話(この映画では父娘は英語で話す場面が多く、それは母親を交えた時とは異なる描写として際立つ)、その家族模様が私の持つ両親との思い出と重なり合うのかもしれない。
それは親子と個の関係ばかりでなく、若さと老いを私に感受させるからだろう。
寒暖の差が身体に障ります。
晴れ間が有り難い季節に突入します。
皆さま、佳い週を過ごされますよう。
明日は元気になりたいぞ。
李早