水曜の女/odyssey, odd or even

 すっかり涼しい7月21日。体温が低めになってしまいそうで、調子が狂う。
 もしかしたら今年は冷夏なのではないかと思ってみたりするが、どうだろう?
 もしも世の中に良き"cloudbuster"が秘かに存在しているなら、どうか一日だけ、この雲を何とかして・・・なんて、祈ってみたい今日この頃。
 アポロ11号が月に向かって40年。そしてこの2009年の7月22日は46年ぶりの皆既日食
 東京の空から期待する光景が見えなくても、せめて、日中の空がほんのひと時だけでも暗くなる感覚を味わえたら、気分だけでも神秘に浸れる。
 神秘に浸れば、夏に寒い日があっても何の不思議もない。
 これも、宇宙の出来事が関係しているかもしれなくてね、日蝕なのですもの。

 しかし、大雨が降ったり、竜巻が現れたり、災害が起こると不吉な印象だ。
 その(人間には)不吉な現象によって引き起こされた力によって、私たちは自分の力ではどうにもならないことに絶望しそうになるわ・・・或いは、絶望と直面しないまでも、人間は、日常の様々な出来事に挫けそうになったり、不自由を感じたり、悲しんだり、不安を感じたり、悩んだり、泣いたり、笑ってみたり。
 そんなこと、皆、地球の外の世界では微塵ほどの事柄に過ぎないことは解っている、解っているけれど、私はひとりの人間、例え塵芥であろうと、感情無くして生きる術を見出すことなんてできない。
 災いが起これば悲しい。
 そうして、もしも太陽がこの世から消えてしまったきり、現れることがなくなったら、生きられなくなる。

 だから、祈るのね・・・"cloudbuster"に祈る、なんて、不真面目なこと言ってしまったけれど、心から祈りたくなる時は、本気で祈るのよ。


 目が醒めたら、黒い太陽を想い描いてみましょう。
 ふたつがひとつになる時か・・・ロマンティックだわ。


 さて、今週も水曜の女を担当させていただいているサイト、裸言の第四話がアップされております。この"Fairy Tale"は、今回が最終話。
 音楽はこれかしら・・・時節柄・・・see you・・・


 


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