10月11日、茫々亭にて



 10月11日、私の著書『YES』の編集者である三島悟氏にお会いするため、氏の現在のもうひとつのお仕事(道楽)場、茫々亭へ久しぶりに足を運ぶ。
 pic1は最近、三島氏がされたお仕事として、米国人詩人/Gary Snyderの著書(Poetry and Prose)『For the Children』を編集。Gary Snyder(ゲイリー・スナイダー)氏は、ギンズバーグ、ケラワックと共に、ビート世代を代表する詩人であり、1956年から1968年にかけて日本で禅の修行をするなど、それ以降も日本文化について、また仏教伝道者として、或は作家、学者として現在まで素晴らしい仕事をしてきた人としてご存知の人もあるだろう。いわば、ヒッピー文化を作った人々のご多分に逸れず、Garyも若き日、紆余曲折の日々を過ごしたのであろうが、結果、彼は文学者として、詩人として、また禅研究者として健在である。ドラッグやアルコールで狂ったり死ぬようなことにはならず、彼は自然と人間の根本的な部分に触れ、それを尊ぶべく生きることにより、今、80歳を越えても活き活きしている。


 私はその日、三島氏を訪れ、このGary Snyderの詩とエッセイの本をいただいてきたのだが、そのことについては、また、いずれ、綴る/語ることがあるだろう。


 今宵はその帯に著されているGaryの文を…




 次の世代、あるいはそのまた次の世代には、
 谷間や牧草地があり、
 うまくいけば 
 ぼくらはそこで 
 みんなで平和に会えるという。
 離れず 花々から学び 身はかろやかに


 ~by Gary Snyder




 pic2は、その三島悟氏…少し日に焼けてらっしゃいました。
 pic3は、こちらのお通し…いただき、更に茹で落花生も登場…




 ところで、私は、今日、何か、恐かった。
 それでも外に出たのが、私は、午後からずっと恐かった。
 それは、今、世界が…
 どうしてもとても変であり、そういう気配を人間が作り出さなければならなくなって久しい歴史が悲しく。
 また例えば、揺れるということを、地震のような地球のエネルギーが生きていることをどうする事ができずとも、そこに乗っている人間がわざわざ、戯れに地球の上に位置するコスモスを揺るがす必要はないということに終わりを求めない事についての悲しさである。
 世界中に何人の予言者があることだろう?
 私は科学を信じる。科学は人の叡智によってなされるばかりではなく、科学者のもっとも素晴らしい業績は予言ではなく、証明にある。証明は未来につながると信じるからだ。
 私は科学を、化学を信じるが、下手な予言者となり人々を脅かす存在を否定する。

 
 …yes…be mindful not to forget your duty…

















 Risa :*)