休む前に一言



  




 今、ガザを攻撃しているイスラエルについて憶うのは、1967年の第三次中東戦争に似た現象だ。地図上にパレスチナの国家としての名が記されない事に平行し、イスラエルは1948年、増殖する国家として生まれたのだ。
 一言では語れない事ゆえ、時間の或る時、後に追って、少しでも綴る事を試みたい。
 追ってというと、この悲惨な状況が長引く事を意識しているように受け止められるかもしれないが、残念ながら、長引くのだろう…そして、この地域に起っている事やウクライナ-ロシア関係、また、米のイラク空爆等がきっかけとなり、更に飛び火していくだろう。


 写真はどこぞのwebから頂戴したクリント・イーストウッドの写真と、彼の伝えた言葉だという事である。
 彼は決して恵まれた状況になく、映画界としては遅咲きとも言えるデビューでありながらハリウッド/亜米利加の映画界で自らを堂々と表現できる稀な俳優、監督と成り得た一部の特殊な人材だろう。
 私は少女時代からこの俳優は好きだった。西部劇を演じた役者として、イーストウッドは少なくとも、レーガンのような馬鹿者ではないと察する。実際、彼は苦労して役者になりはしても、家系の出、は、名門だったという話だが…それを亜米利加的浪漫と考えれば、それは今日においてさえ、少なからず微笑ましく感じる事ができる、亜米利加の歴史の一場面である。



 
 今日は、このあたりで、おやすみなさい…  




 Risa Sakurai / 桜井李早