11月24日、福岡史朗と仲間たち@阿佐ヶ谷SOUL玉TOKYO








 11月24日は阿佐ヶ谷SOUL玉TOKYOへ福岡史朗さんのライヴを観に。
 かっこいい! というのは勿論、聴けば聴く程、味わい深い史朗さんの音楽なのは言うまでもありませんが、昨夜感じたのは、この福岡史朗という音楽家の魂には、優しさだけでなく、クールな怒りが隠されているという事…氏の姿勢は筋が通っていて、それが生活、人生として反映されていて、独立しているのです。空言を嫌うからこそ、そこにロックな魂が存在するわけで、だから氏をよく知る音楽家たちは皆、氏の作る音楽に、「適わない!」、と、脱帽してしまうのでしょう。
 個性というものを、<比べるものがない>、という姿で表現し、人々を満たす事とは、最高の贅沢だと…これは私も願う在り方ですが…それこそが、私が史朗さんの音楽にシビレてきて久しい大きな理由です。


 昨日のミュージシャンは先月の『ロードスター』レコ発の時と同じメンバーです。


 福岡史朗(vo,g) 
 松平賢一(g) 
 木下聡之(g,acc,per) 
 つの犬[角田健](ds) 
 桜井芳樹(b) 


 史朗さんは12月2日にも弾き語りライヴをされるようです。
 そして、ひきつづき来月は『ロードスター』のツアーとして、九州や関西方面へ向かわれますが、来年のご予定も、もう決定されているご様子です。
 詳しくはこちら http://www.ginjin.net/ を。
 とても楽しみです。


 というわけで、昨晩は終演後、美味しくお酒をいただきました。










 SOUL玉TOKYOのマスター、矢野間さん、"なみなみと…"というリクエストの赤ワインをありがとうございました。
 イノトモさんとのお話も、すごく楽しくて、色々思うのですが、最近の素晴らしいミュージシャンたちは、自分の生活をしっかり持ち、大切にし、その上で音楽活動をされてらっしゃいますね。皆、実はきっと、無頼なのですが(笑)、大昔と異なるのは、現代の表現者は、もはや、所謂、<芸術家気取り>、などせずとも、おおらかにやっていけるくらいの余裕があるということでしょう。
 そして、私が惹かれるような素晴らしい作品を作っていける人々は必ず、<雰囲気>などという曖昧性やアマさを、こちらに1ミリも与えない表現をされるのです…。


 余談ですが、私の周りの素敵な音楽家は、皆、料理のお話が好きなんですね、外食の噺ではなく、自らお作りになる料理談…で、料理好きな人たちとは、決まって、良いお仕事をされるのです。




 写真は、イノトモさんが撮影してくださったものをいただきました。



 
 李早