- それは実感なくやってくる -



 下にリンクさせていただく記事は、「気がついたら戦争だった」とタイトルされたものである。近頃はあまり愉快でない事ばかりあげさせていただいている私だが、愉快になってばかりいられないのが現実なので、正直に書いておこうと思うまでの事だ。

 1923年に関東大震災、1927年に金融恐慌、1930年に昭和恐慌、1931年に満州事変、その満州事変をきっかけに日中戦争、そして太平洋戦争へと日本は突入していった。
 2011年の東日本大震災から4年目が今年である。そんな事は考えたくないというのが当然だが、実際、生活に必要なものが値上がったり、税が増えたりしているわけで、それらに愚痴を言っていられる間はよくとも、その牙は一気に押し寄せてくるかもしれない。
 戦後生まれの者たちにとって、襲って来る牙が生活の不自由のみならず、戦争の時代というのは現実的ではないかもしれない、が、今、敏感になる事が決して悲観論者であるとは私は思わない。
 私の父は満州事変の年に産まれた。ゆえに戦地に向かう事こそ免れはしたが、当時、明らかに変化していった教育の場の在り方をよく記憶している。
 陰惨な歴史が繰り返される事は避けたい。

 


 http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/kiduitarasensoudatuta.html 




 李早