チキンのトマト煮、モロッコ風








 晩餐は、チキンのトマト煮、塩レモンを効かせ、ひよこ豆と沖縄産のインゲンも入れてさっぱり、かつクミンとコリアンダー、フェヌグリークでスパイシーに仕上げました。
 モロッコ風にクスクスを添えてもいいのですが、今日は白米+十六穀米+もち麦で。
 クスクスはご存知のように北部アフリカで産まれた小さなパスタですが、仏蘭西のスーパーではお惣菜としてこのトマトの煮込み料理がもはやクスクスと名付けられて置かれていたりします。羊肉の煮込みは濃厚ですが、チキンですと食べやすいです。
 ところで日本なら、このモロッコ風トマトの煮込み料理にクスクスと限らず、こうして甘みのあるお米や穀物を炊いていただく事ができる。
 これは贅沢な事です。
 だって外国で日本のお米を手に入れようとしたら大変高価なのですから。
 それ程、日本の食材とは素晴らしいものとして世界で評価されてきたのです…。


 今日、手に入った沖縄産のインゲンもとても甘く美味しく。
 自ら料理をしていて感じるのは、どれだけの人々のお仕事によって、自分が生かされているのか、という事。
 今日の糧に、感謝をこめて。




 李早