"a-Maying"の夜の詩
こんばんは、思ったので、させてください。
先週の土曜日に行われた私のイベントに遊びにきてくださった皆さんのお記憶が薄れないうちに、あの晩、私が歌わせていただいた曲の歌詞をここにあげさせてください。
主に曲が先に仕上がりますが、その後、歌詞をつけた日付が記録してあるので、その日付もついでに・・・。
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五月のマリア 1995年1月18日/music 1月24日/lyric
いちばん近い 夢をつかんで
気流の群れが 太陽と交わる
地上のことなど忘れて
陽射しに身を委ねて
立ち止まらず 逢いに行くわ
五月のマリアの魔法に 乾杯しましょう
生まれかわって
光を浴びた あなたの影が
扉を開く 私を見つめてる
翳りを知らない瞳に
呪文を唱えたなら
振り向かずに 逢いに行くわ
五月のマリアの魔法で 踊りましょうか
生まれかわって
ミネルヴァ 1995年7月29日/music & lyric
午後の鐘は どこまでも遠く
雨の橋は 空の上高く・・・la la la
夏至の日には ロビン・フッド
月の光 ほうばる
ミネルヴァの森を照らす 星のロンド
ここに来れば あきらめなど消えてしまう
伝説は塵になり 輝く水に戻る・・・
埋められた夢から えぐり出した
居眠りの数だけ 昼はつづく
高い塔の 彼方から響く
空を盗む 銃声のように・・・la la la
夏至の日には ゲリラたちが
鎧ぬいで 羽ばたく
ミネルヴァの森を照らす 星のロンド
ここに来れば 汚れさえも消えてしまう
伝説は塵になり 輝く水に戻る・・・
ミネルヴァの森を照らす 星のロンド
ここに来れば 悲しみなど消えてしまう
伝説は塵になり 輝く水に戻る・・・
ピカレスク 1996年4月12日/music & lyric
ピカレスク 陽気な歌で 明日のあなたを映せ
ロマネスク それは名も無い 私の友だち
嬉しい知らせが あなたの肩を 軽くたたいて 呼んでる
滑り出す冒険の船には 間に合う 今ならば
優しさが 降りてくるとき
予言は笑い あなたを癒す
ピカレスク 陽気な歌で 明日のあなたを映せ
ロマネスク それは名も無い 私の友だち
数えることなど 何も無いでしょう たゆまず 強く 急がず
安らぎもタブーもあるがまま 天に 委ねたから
優しさが 降りてくるとき
私は耳を澄ましていたい
ピカレスク 陽気な歌で 明日のあなたを映せ
ロマネスク それは名も無い 私の友だち
島は遠ざかり 海はサファイア さよなら 急な坂道
カナリア色の風に守られ 二度とは戻らない
優しさよ 私に宿れ
空と海とが 交わる朝に
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これらの詩を書いていた頃の私は、優しく在りたかった・・・今、これらを真顔で突つけば、「甘いもの」、という見方が正直なところだけれど。
一見、優しい顔をしているように見えることもある私だが、内心はどうか・・・優しさは、とても若い頃の私の仮面だった。
30を過ぎたのだ、その頃。
で、一度、本気で、優しい女になりたくなった。
それは20代の私を育ててくれた環境への感謝、そして仕事(労働)というものによって感じた何らかのことに対する内省、または、世の中への「疑」、それでもひとまず得ることもできた充実・・・などが、一種の解放のように、押し寄せていた時期だった。
そう、私は優しくなった。
が、やはり、優しさだけでは、出来ない「作業」がある。
あれは、「解放」とまでいかない、ただの「快方」のひと時だったに過ぎない。
『YES』は、私の優しい時代の物語。
しかし、この『YES』が仕上げられるまでの約一年の間には、病んだこともあった。
これから、まさに、再び病むでしょう。
が、それが、どうした?
若干の病など、何度もあったじゃない。
躯が動きそうに無い時、私は、或ることをする、或るものと向かい合う。
すると、足は軽くなり、腕は高くあがり・・・
私は、奴隷から、解放される。
"i am an instant writer
just add water and stir"
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..* Risa *¨